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帰ってきちゃったモモンガ通信

写真家のどかアンジェリカの「工房 エゾモモンガ」ウェブサイトで連載されていたあのコーナーがまさかの復活!デジタル化の波に乗り遅れた旧世代写真家の試行錯誤は今日も続くのであります。

ゴールデンウィーク横浜散歩 その2

4月30日。連休前半の最終日。私は第2回目となるゴールデンウィーク横浜散歩に出発しました。


前回は従来のメインカメラであるパナソニックGH1にチノンのズームレンズを装着し、手動ピント合わせで写真を撮ってきました。GH1には手動ピント合わせを補助する機能として、ファインダー像を拡大表示したりできるのです。そういう機能を駆使しての撮影は、楽しいながらもいささか「苦役」であり、視力も消耗して正直言ってけっこう疲れたのであります。


今回は新たに購入したカメラボディ、パナソニックG8の出番であります。自動ピント合わせの精度などもチェックしたいですから、今回はライカの12-60mmレンズを装着してゆきました。自動ピント合わせということで撮影はだいぶ楽になるでしょう。


バッグは、これまた新規に導入を図ったエツミのカメラバッグ、Photo'sショルダーバッグであります。脱水症状を回避すべく1リットルの水筒をズバン!と入れて、あとはカメラと財布をうまい具合に配置して肩から斜め掛けです。


角ばった黒い肩掛けバッグはもうあからさまにカメラバッグであり、「ノドカさんってばまた糞ダサいバッグをよくもまあ・・・」とか言われそうでありますが、ある程度写真を本気でやりはじめるとバッグはやっぱりカメラバッグが使いやすいということを悟るわけですよ。きちんとカメラを保護しつつ収納し、それ以外のアクセサリー(フィルターとかブロワーとか)もいい感じに格納でき、現場では撮影に集中できる。アウトドアブランド、モンベルのキャッチコピーじゃないけれど


機能性には美しさが宿る


というのは真実でありまして、私はこのエツミのフォトス・ショルダーバッグが本当に気に入っているのであります。


さて今回は自動ピント合わせのレンズを着けていることもあり気持ちに余裕があります。手動のチノンレンズのときのような気負いもプレッシャーもない。ライカレンズはとても素敵な描写をみせてくれるから信じて撮ればよいだけ。まず失敗はない。あとはもう最新鋭機種G8の性能に身をゆだねてひたすらシュートすればいいのであります。


今回のコースは石川町駅を出発。坂をのぼって山手地区へ。大好きなブラフ18番館を皮切りに


外交官の家

横浜山手・テニス発祥記念館

旧山手68番館

ベーリックホール

エリスマン邸

山手234番館

横浜市イギリス館

山手111番館


をすべてまわります。途中カトリック教会に寄ってお祈りをするのは前回同様であります。最後は港の見える丘公園をまわってフィニッシュ、ということにしましょう。


そして余力があれば山下公園を経由し日本大通りあたりを撮影散歩するのもいい。あのエリアはかつてモノクロ写真雑誌「ナチュラル・グロウ」に掲載された写真を撮ったこともあり、個人的には山手についでお気に入りなのだ。


今回の天気は、前回の雲一つない快晴!とまではいかない、やや雲の多い空であります。雲には表情があるし、雲が出ていると柔らかい光線が差し込むので、それをうまく活用して撮れたらいいなと思う。


新しいカメラということもあり「操作にとまどう」のが心配ではあります。いろいろな機能をガチャガチャといじりまくって撮るよりも、今日はプログラムオート(プログラムシフト)と露出補正で乗り切る感じでいければよい、と思う。


G8にはバリアングル液晶がついています。ところが、背面液晶に鼻の頭が当たるのが気になります。鼻の脂で液晶が・・・思い切って液晶を逆向きにして畳んでしまいました。こうすると撮った後で液晶画面でチェックする、という手間がなくなります。さながらフィルムカメラで撮っているようです。これはいい、と思いました。撮った写真をじっくりチェックするのは家に帰ってパソコンに取り込んでからでいい。横浜にいる間は、結果の事はあまり考えずにどんどんシャッターを切ってゆこう。


G8の静かなシャッター音が心地よく、リズミカルに撮影ができます。かつて一眼レフ、オリンパスE-300で横浜を撮り歩いたことを思い出しました。E-300は「モモンガのくしゃみ」みたいな独特のシャッター音とフィーリングで、それはそれで気持ちよいリズムで撮ることができたものです。残念ながら撮れる写真はノイズまみれでいまいちでしたが・・・でも今はG8の静かなシャッター音のほうが好みに合っていると感じます。ミラーレスカメラはやっぱりいいね。もう一眼レフには戻れません。


さて。山手カトリック教会でお祈りをしてから再び歩き出したところで、末日聖徒イエスキリスト教会の信者の方から声をかけられました。何故分かったかというと、かれらはちゃんと「名札」を着けていたからです。


曰く、「ゴールデンウィーク特設ビジターセンター」と称し、教会のオープンハウスをやっているとのこと。冷たいお水もご用意していますので休憩にお寄りください、と。


ここで「まつじつせいと?何ソレ?」というモモンガウォッチャーの方に簡単に説明しますと、彼らはいわゆる「モルモン教会」であります。アメリカの新興宗教で、私(カトリック教徒)の立場で言わせていただくと彼らはキリスト教からすると「異端」でありまして、独自の聖典「モルモン書」を聖書よりも正確であるとしているあたり、いわゆるキリスト教(カトリック、正教会、プロテスタント各団体)とは相いれない宗教であります。


そして話は信者の女の子(宣教師)から声をかけられたところに戻るのですが、私は一瞬


「めったにお目にかかれないモルモンの礼拝堂を覗くチャンスではないか」


と思い、寄ってみようかという興味がよぎりました。そもそもカトリック教徒である私が異端の新興宗教の礼拝堂を見てどうするんだという話もありますが、正直興味がないわけではない(っていうか見てみたい)。


そして絶対に信者に取り囲まれて住所とか書かされて後から勧誘とかスゴいのだろうな・・・などと想像しました。そしたら全員まとめてカトリックに逆勧誘してやるというのも楽しそう。守護の天使の名をもつのどかアンジェリカが異端を相手に論争を挑むというのはどうか。

しかしそういう面倒な事に頭を突っ込むのは良くない。私にカトリックの信仰が揺るぎなくあるように、彼らには彼らの信仰があるのだ。私に心の平安があるように、彼らにもまた信仰による心の平安があるのだ。そういう場所を、興味本位で覗いてよいわけがない。もっと簡単に言うと、逆の立場で自分がされたら嫌なことを、わざわざ他人に対してするのはよくない。


ということで丁重にお断りしつつ別れました。


今回は、前回スルーした山手234番館や横浜市イギリス館、山手111番館も寄ることができて満足度の高い散歩となりました。このあたりにはいい思い出がいっぱいあって、若かりし日々の美しい思い出が脳裏に甦るのは心地よい時間でありました。


おそらく読者の多くが「能書きはいいから撮ってきた写真を見せてクレ」と思っていることでしょう。以前なら私もカメラの中からjpgデータを取り出して「ハイ!」と気軽にお見せしたかもしれません。しかし、いまの私はデジタルカメラでカラー写真をやろうと考えていて、そしてそれは


暗室で焼きたかったカラー写真の夢を、デジタルで実現する


という大いなる野望であり、決してカメラから「良く撮れたjpg画像」をアップロードすれば済むという世界ではないのであります。つまりこのあと、じっくりとRAWデータを現像して自分の世界観というか心象風景に近い「画」を作り出す作業が待っているのですよ。だからホイ!と気軽にアップロードはできないのね。出し惜しみをしているのではなく、まだこのあとの作業がある、ということなのです。面倒くさい事を言って本当に済まない。とはいえ、一枚も写真が無いんじゃぁ寂しいですから、ベーリックホールを訪ねたときのものをちょいとアップ。






そう、今はこうして正方形のカラー写真を撮っているのです。フィルム時代は二眼レフカメラで66判をやっていたから、これからも正方形写真にこだわるのです。


港の見える丘公園に着いたあたりで、そろそろ私の腰が音(ね)を上げてきた感じ。ゆっくり座って休みたい。


ということで、山下公園や日本大通りの散歩はまたの機会にゆずるとして、わたしは今回の撮影散歩をゴールとしました。約300枚の撮影。G8のバッテリーはまだまだ大丈夫。動画を撮ったりしなければ、バッテリーの持ちは比較的よさそうだなと感じました。


新たに導入したカメラ、パナソニックG8のおかげでルンルン気分で撮影散歩を楽しむことができました。最新のカメラはやっぱりイイね!!あとはいい写真が撮れているかどうか、帰ってじっくりチェックしたいと思います。


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プロフィール

HN:
のどかアンジェリカ
Webサイト:
性別:
女性
職業:
フラメンコ歌手・詩人・写真家
自己紹介:
現在は音楽活動(フラメンコ歌手)がメインとなっておりますが、ライフワークである横浜の写真撮影は続けています。デジタルテクノロジー全般に弱い為、自家カラープリントで苦労しまくりの永遠の34歳。

P R

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