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帰ってきちゃったモモンガ通信

写真家のどかアンジェリカの「工房 エゾモモンガ」ウェブサイトで連載されていたあのコーナーがまさかの復活!デジタル化の波に乗り遅れた旧世代写真家の試行錯誤は今日も続くのであります。

どんな写真を撮りたいのか(プリントしたいのか)

写真を通じて主の栄光を賛美したい、というのが私のモットーでありますが、それでは具体的にどんな写真を「仕上げ」たいのか、という具体的な回答にはなりません。


ここで私はあえて暴言を吐かずにはいられない。


私にとってモノクローム写真を撮ることは「逃げ」でした。それは自家カラープリントの技術的な課題(全暗でプリント作業しなければならない事や薬液の温度管理がシビアなこと、適正なカラーバランスをきちんと出すのが難しい事)から逃げていたという意味と、もうひとつ、モノクロームにしてしまえばなんとなく芸術作品っぽく見える、という意味で「カラーの世界から逃げていた」という意味です。


そう。私にとってはモノクロームは「逃げ」だったのだ、今になって正直に告白すると。じっさい、そんな自分がいやでフィルム写真をやっていた末期には自家カラープリントをはじめたのだ。結局作品として仕上げるまでには至らず、そうこうしているうちに自分の愛用フィルム(富士PRO800)がディスコンになったりして、暗室を続けることを断念せざるを得なくなったのだった。


こんどはモノクロームの世界に逃げることなく、本当の意味で、自分の「画」を生み出したい。やっぱりカラー写真で、自分を表現したい。


私はここでまたひとつ暴言を吐くのですが、私には好きな写真家というものがない。他の人の撮る写真は私の100パーセント望む絵的世界ではないからです。「しょせん他人の仕事の成果」という感じがして、他の写真家に入れ込むことはなかった。私がこの世で唯一好きな写真家は私自身であり、それはなぜかと言えば「私の撮りたい世界を本気で撮っている、世界でたったひとりの写真家」だからであり、全世界を敵にまわそうとも私自身の味方は私ひとり、という現実があるわけですよ。私は私自身の撮る写真の熱烈なファンであり、他の写真家にはあまり興味がない。そして私の撮る横浜写真というのは300年後ぐらいに評価されるものだと思っているので、他人の評価などまったくアテにしてはいないのです。


しかしそういうスタンスで一匹狼として生きてきて、いざ、「じゃあアナタの写真、あなたらしい写真ってどんなモノ?」と問われたときに頭を抱えている状態というのが今現在の自分であります。主の栄光を賛美したいという、あなたの写真を見せてよ、と言われても一枚も出せないのが、今現在の自分であります。


カラー写真の難しさ。それはモノクロームのような「それだけで芸術的な雰囲気を出せる技法に逃げる」ことができないという現実であります。


ということで、私の暗室ならぬ、デジタル明室は面白いことになってきました。とにかく、プリントをしてみるしかない。ひたすら、やりたいことを、やりたいようにやってみる。そういう試行錯誤の中から、自分の撮りたい写真、見せたい画をつくりあげてゆきたい。

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プロフィール

HN:
のどかアンジェリカ
Webサイト:
性別:
女性
職業:
フラメンコ歌手・詩人・写真家
自己紹介:
現在は音楽活動(フラメンコ歌手)がメインとなっておりますが、ライフワークである横浜の写真撮影は続けています。デジタルテクノロジー全般に弱い為、自家カラープリントで苦労しまくりの永遠の34歳。

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