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帰ってきちゃったモモンガ通信

写真家のどかアンジェリカの「工房 エゾモモンガ」ウェブサイトで連載されていたあのコーナーがまさかの復活!デジタル化の波に乗り遅れた旧世代写真家の試行錯誤は今日も続くのであります。

デジタル写真の自家カラープリント(大伸ばし)について考える

フィルムカメラを使っていたころは、66判の二眼レフカメラで撮影して六切サイズ(8×10インチ)にプリントしていました。当時使っていた印画紙現像用のスロット式プロセッサが六切サイズまでだったためです。

その後カラー印画紙現像用に購入した保温機能付のNOVAプロセッサも六切サイズまでのものでした。


六切サイズはA4判より少し小さいサイズで扱いやすく、また値段も手ごろ、そのうえ薬液の使用量も少なくて済むということで「全体的にみてハンドリングが良好」なのですが、作品として見たときに正直言ってサイズが小さいと感じていました。


できれば四切(10×12インチ)もしくは大四切(11×14インチ)でプリントしたいという願いがありました。


当時、自家カラープリントの必需品とも呼ぶべき藤本写真工業のLUCKY CP32プロセッサは小半切(12インチ×16インチ)まで対応ということで、これを導入するのが唯一の解決法と思っていました。小半切はA3サイズとほぼ同じ大きさです。


しかしCP32は40万円もする機械ですし、当時はモノクロ用の引き伸ばし機しか持っていなかったのでカラー引き伸ばし機(欲しいのが20万円ぐらい)への買い替えも含めると、導入への道のりは果てしなく長く思われました。


そうこうしている間にフィルム写真市場はすさまじい勢いで減少し、フィルムや印画紙の製造中止がアナウンスされはじめました。製品ラインナップの縮小にともない、私の常用していた印画紙や現像液、フィルムも販売終了となってしまいました。


写真作品づくりにあたっては「製品化された感材」なくしては語れません。愛用の製品が販売終了となったら、イチ消費者にすぎない写真家には打つ手はない。私は自分の使いたい印画紙もフィルムも無くなった時点で完全にヤル気を失いました。かろうじて残った製品も値上げのラッシュで「フィルム写真イコール貴族の趣味」になってしまい、私は「フィルム写真の自家プリントはもう駄目だな」と思いました。


結局CP32もカラー引き伸ばし機も入手しないうちに、私はフィルム写真をやめる決意を固め、2016年の転居にともない暗室用品を処分しました。


ちなみに藤本写真工業は2008年3月をもって業務終了、プロセッサ用の消耗部品供給を担っていたケンコー・トキナー社によるパーツ製造は2016年1月末で終了しています。



で、ここからようやく本題に入るのですが、デジタルカメラで撮った写真をプリントするために必要な「インクジェットプリンター」をどれにしようか迷っているところです。


いま使っているA4サイズのプリンター(エプソンPX-045A)ではプリントサイズ的にもスペック的にも話になりません。何しろ当時、なんのコダワリもなく一番値段が安いプリンターを買ったのです。次こそはちゃんとした写真用のプリンターを導入する必要があります。


カメラ量販店で実機を見てきました。


A2ノビ対応のエプソンSC-PX3Vというのが「最大サイズ」でした。気になるお値段は16万5千円コース。フィルム写真用のプロセッサ、藤本写真工業のLUCKY CP51が80万円、CP32が40万円でしたから、インクジェットプリンターは思ったよりも安く感じられました。これを導入すればフィルム時代には叶わなかった大伸ばしプリントの夢が現実となります。


しかし設置スペースの問題が発生しました。うちには物理的に設置不可能なサイズだということが判明。いくら私が写真狂でもここまで大きい機械を置くのはさすがに無理だわ。そこで、ひとまわりほど小さいA3ノビ対応のプリンターに照準を合わせることにしました。


エプソンSC-PX5V II 8万3千円コース

エプソンSC-PX7V II 6万5千円コース


しつこいですがフィルム写真用のプロセッサ、LUCKY CP32が40万円でしたから、破格の安さに感じられます。6万円台だってよ!!


こちらの2機種はギリギリ置けそうです。カタログには「四切 / A3ノビモデル」とあります。四切(10×12インチ)がイケる、というだけで心が躍ります。ちなみに私は六切だの四切だの、ついフィルム時代の印画紙サイズで語ってしまうわけですが、デジタル時代の現代においては「A4」や「A3」というサイズを使うのがスタンダードなようです。なんでもいいよ私としては。A3サイズの中心に正方形のプリントができれば私としては「御の字」ですから、あとは上記2機種のどっちにするか、それだけ悩めばいいみたいですね。


経験上、プリンターの寿命は意外と短いというのが私の持論ですから、底辺モデル・6万5千円コースのSC-PX7V IIを選ぶのがよいかもしれません。壊れたらまた新しいのを買わなければならない=無理して高いのを買う必要はないという理論です。


遅くとも今年の夏頃までには導入したいところです。デジタルカメラ、パソコン、プリンターの3つが揃ってはじめて「デジタル写真の自家カラープリント」ができるわけですからね。

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プロフィール

HN:
のどかアンジェリカ
Webサイト:
性別:
女性
職業:
フラメンコ歌手・詩人・写真家
自己紹介:
現在は音楽活動(フラメンコ歌手)がメインとなっておりますが、ライフワークである横浜の写真撮影は続けています。デジタルテクノロジー全般に弱い為、自家カラープリントで苦労しまくりの永遠の34歳。

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